進撃の巨人 最終話「あの丘の木に向かって」のネタバレあらすじ感想です。
以下、ネタバレがあります。
アルミンに、かつてエレンと話した記憶が戻る。エレンはそこで、全ては戴冠式の日に見た未来――「ミカサの選択がもたらす結果」に辿り着くためだと語った。エレンは、アルミンを痛めつけた事を「その場の流れに任せてやりすぎた」と詫び、ミカサについては幸せを願いつつも「他の男ができるなんて嫌だ」「オレが死んだ後も10年以上は引きずってて欲しい」と吐露した。記憶は、エレンによって消去された。
ミカサの選択でもたらされる結果とは、「全ての巨人の消滅」。巨人化した人々が元に戻り、ただの人間になる。ミカサはエレンを埋葬するために一人去り、アルミンはエレンの計画通り「エレン・イェーガーを殺した英雄」になる。
3年後、元巨人の継承者たちが、世界連合の平和特使としてパラディ島に向かう。世界は、8割の人口を失い未だ再建中。一方パラディ島では、島外人類の報復を恐れた島の人々により軍拡化が進んでいるが、中央にクリスタがいるため、アルミンは悪いことにはならないだろうと考える。
エレンがよく居眠りをしていた丘の木の下で、ミカサがエレンの墓に寄り添う。またエレンに会いたい、と涙を流すミカサのマフラーを、1羽の鳥が優しく肩にかける。
「エレン…マフラーを巻いてくれてありがとう…」
進撃の巨人、完結! 人類と巨人の物語に、決着がつきました。
ミカサがエレンの首をはねたことで、世界から巨人の力が消滅しました。前回巨人化したジャンやコニーたちも、無事元通りに。どうなることかと思ったので、本当に良かったです。また、エレンがかつて宣言した「巨人を一匹残らず駆逐する」が実現されたことにもなります。そういえば、コニーの母親も元に戻ったようです。良かった。
エレンが、始祖がフリッツ王に従ったのは彼を愛していたからだと話していました。エレンの見立てのためはっきりした事は分かりませんが、2000年続いたその気持ちをミカサが変えさせたようですごいです。
巨人は消えたものの、当然ながらこの戦いで失われた命が戻ることはありませんでした。パラディ島ではいまだ世界人類と戦うつもりなのが少し残念です。クリスタ頑張って。
最終回にして、ようやくエレンの本心がわかりました。ミカサのことはちゃんと(?)好きだったようです。…自分だけ見ていて欲しい、だから少し違うでしょうか…? 少なくとも、3年後もミカサはエレンを想い続けています。今後、彼女が幸せになれる事を願います。
エレンの小さな墓標に刻まれた文字が少し気になりました。進撃の巨人作中の文字は「カタカナを逆さにしたもの」で有名です。墓標の文字は小さくてほとんど読めませんが、なんと書いてあるのでしょうか。最後の一行は「サイアイ」に見えます。
綺麗なラストで、とても良かったです。
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