『片喰と黄金』51話「カンザス⓭⑧」感想 100年後にまた

2022/09/21

片喰と黄金

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『片喰と黄金』51話「カンザス⓭⑧」の感想です。

カタバミの写真

あらすじ

 コナーワワタシ達に別れの挨拶をし、いつか子孫の代――100年後に再会しようと約束する。

感想

 コナーがポタワトミ族の村を発つ回でした。

 竜巻トルネードが過ぎ去り、いったん一息つくアメリアたち一行。ベル少佐はすっかりふさぎ込んでしまっていました。理性的には正しい行動で踏みとどまれたと思っているものの、同時に割り切れない気持ちもまだあるようです。理想を掲げてきたものの、その理想の実現は不可能だと実感してしまったので。。。

 そんな少佐をアメリアがひたすらに励まして立ち上がらせました。ひとえに少佐の理想が「良い」と思ったから。アメリアはコナーの同行続行で立ち直り、ようやく以前のようなポジティブさを取り戻しつつあります。まだ躁と鬱をいったりきたりしてるけど。少佐たちとはここでお別れかな。

 コナーがポタワトミ族たちにお別れの挨拶をしました。アメリアたちはあえて同行せず。そもそも謝罪を断られているため、これ以上関わらないでいる方が良いと判断したようです。アメリア襲撃でどうなるかと思いましたが、コナーと村人はこれまで通り和やかなやりとりでお別れできていて本当に良かった! トルネードでゴタゴタしたのもあるかもしれません。ワワタシも怪我は竜巻のせいだと説明してるみたい。少佐と同じ。

 コナーはミンから種を貰いました。良い感じだったけど、やっぱり同行はなし。そして、おそらくこれが今生のお別れになるみたいです。物理的な距離以上に白人とインディアンの隔たりはまだまだ大きく…。コナーとワワタシは100年後、孫の代での再会を約束しました。会えるといいな!!

 これでカンザス編はようやく一区切りみたいです。めちゃくちゃ辛い展開続きでどうなることかと思いましたが、笑顔で締めくくれて本当に良かったです。ワワタシ、鼻と肋骨折れてるとは思えない笑顔! まだまだフロンティアには入ったばかりなので、今度は自然との戦いな話になったりするのかな。しばらくはのんびりした話になると良いなぁ。

 次回はワワタシ兄のショート番外編らしいです。ほぼほぼワワタシの記憶のめっちゃ怖い顔の覚えしかないけど。村を飛び出してから亡くなるまでのいきさつ、かな。楽しみ。

単行本情報

 10/8に8巻が出ます!! 楽しみ!!!

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