『片喰と黄金』番外編「火の粉はいつか」の感想です。
あらすじ
ワワタシの兄の回想。兄は消えゆく火に舞い降る一片の火の粉の夢を見て弟を螢と名付けた。
感想
ワワタシの名前の由来の番外編でした。
ワワタシの兄の回想回でした。お兄さんは白人の台頭で部族や伝統が脅かされる中、一欠片の火の粉の夢を見て弟に螢の名を付けた、というのが名前の由来だったようです。螢は当時から現地にいたのかな? 作者先生はきちんと時代考証される方なのでもちろん調べ済みだと思うけど。
ワワタシの記憶でずっと恐ろしい顔のイメージだったお兄さんだけど、本編の方でワワタシが普通の顔を思い出してからちゃんとまともな(?)顔が出るようになりました。とはいえ、それは平穏な日々のものではなくてやっぱり白人が来てからの顔。物語の中でのお兄さんの役割は白人との対立に終止するみたいです。
後年自分の名前の由来を聞いたワワタシが「尻が光るビジョンでも見たのかね」とのほほんとしているのに笑っちゃいました。お兄さんは、弟の柔軟な未来を見越していたのかもしれません。
単行本情報
10/8に8巻が出ます!!!!
作者さんTwitter
— 北野詠一 Kitano Eiichi (@kitanoH_) October 4, 2022
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