『片喰と黄金』57話「ネブラスカ⑥」感想 私を構成するもの

2022/12/29

片喰と黄金

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『片喰と黄金』57話「ネブラスカ⑥」の感想です。

カタバミの写真

あらすじ

 アメリアが旅の中で自分に怒り以外の感情が芽生えていることに気づく。

感想

 アメリアが自分の変化を自覚する回でした。

 アメリアが、「怒り」が自分を構成する全てではなくなっていることに気づきました。旅の中で沢山の人に出会い、笑った思い出は間違いなくアメリアの一部になっています。もちろん旅の出発動機や原動力になった怒りがなくなったわけではありませんが、それだけ他のものを取り入れる余裕が出来たということかな。

 アメリアがずっと「困る」と感じていましたが、それは怒り以外の感情が出来てしまって困るということではなく、その変化が自分でも嫌ではないから困っていたようです。複雑。カイルをはじめとして苦しみ生きることが出来なかった人たちがいたのに、いま自分が楽しんだりしてはいけないんじゃないか、という考えがあるのかもしれません。もやもやが晴れて良い笑顔が戻りました。良かった!

 これでユージンたちともまた楽しく接することができそう。あとはユージンの病気が大丈夫なのか心配。なんともありませんように。

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