『片喰と黄金』最終話「カリフォルニア」の感想です。
あらすじ
アメリアは仲間と合流しカリフォルニアにたどり着く。黄金掘りを始めながら自分が「冒険」が好きなことに気づき、1つ目の夢が見つかったらコナーとまた新しい冒険に出ることを決意する。
感想
最終話、アメリアが黄金探しを始めつつ次の夢について胸をふくらませる回でした。
アメリアが無事にみんなと合流! 行き倒れ寸前でしたが、デイジー(犬)が見つけてくれました。お手柄!
はぐれたあと、みんなもアメリアのことをずっと探してくれていたみたい。アメリアの残した「頂上へ行きます」という書き置きも見ていたようで、本当に合流できて良かった。諦めずに探し続けてくれたのはハイラムが憎まれ役を演じてまで「誰も諦めない」雰囲気にしてくれたおかげかな。
そこから一気にカリフォルニア到着、早速黄金探しに。ハイラムとエリ先生は金鉱山のふもとの町に残って療養&道具修理。「掘っ立て小屋を作って」とあるんだけど結構好き勝手建てられる感じ…? アメリアたちの拠点代わりにもするのかな。
アメリアたちは山で黄金探し開始。土を盆に入れて、水で回しながら黄金がないか探す…という地道な作業。川の底を探す方法もあるみたいだけど、これから本格的に冬になる今は難しそう。せめてざるとかでもう少しどうにかできないのかな…。
アメリアが、自分が冒険が好きなことに気づきました。コナーの後押しもあり、黄金が見つかったらまた別の冒険に出ようと決意。怒りから始まった旅ですが、アメリアにとって旅そのものが心から求めるものになったのかもしれません。
結局アメリアたちは大富豪になれたの?という点は描かれないまま物語は終了。ラストシーンで小さな黄金を見つけていたので、夢の第一歩にはたどり着いた…はず。史実として、1849年頃にゴールドラッシュに参加した49年野郎共はさほど稼ぐことはできなかったようです。ただ、新たな夢を見つけたアメリアにとっては「1つ目の夢」が最高の結果にならなくてもまた前を向いて明るく楽しく進んでいけそう。
終盤かなり駆け足だったけど、良い終わり方だったと思います。結局旅の途中で出会った人々はほとんど再登場せず終いなのが少しだけ心残りだけど…テッドとアンナとか。番外編の掲載が予告されてるので、楽しみです!!
『片喰と黄金』先読みで完結いたしました!
— 北野詠一 Kitano Eiichi (@kitanoH_) June 2, 2023
長旅のご同行本当にありがとうございました。たくさんのねぎらいのお言葉もありがとうございます。
(たぶん最終話無料公開時もまたあいさつします。もうちょっとちゃんとしたやつ。)
アメリアファイナルフォームVer.2 pic.twitter.com/48qbSquA8G
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