『片喰と黄金』40話「カンザス❷」の感想です。
あらすじ
コナーはワワタシたちポタワトミ族の狩りに同行する。道中、コナーがワワタシを兄が死んでよかったなんて言うな、と諌めたため険悪な雰囲気になる。ワワタシにとって兄は悪だった。
バイソン狩りを始める。ワワタシは考え事に気を取られ、手負いのバイソンの接近に気づくのが遅れる。
コナーは、ワワタシの自分は幸せだと周囲に誇示するような笑い方にアメリアとカールの姿を重ねる。
コナー「ぜんぜんっ良くないと思うそういうのォ!!!」
コナーはワワタシに迫るバイソンを銃で撃つ。
感想
コナーがバイソン狩りに参加する話でした。
ポタワトミ族の村に滞在するコナー。当初よりもかなり打ち解け、ワワタシに誘われてバイソン狩りに同行することになりました。しかし、その途中でワワタシと兄のことで意見がぶつかり一気に険悪なムードに。コナーにとって「兄弟」といえば、カイルやリーアムたちのようにもっと生きてほしかったのに先に逝ってしまった存在…。対するワワタシにとっては一族を苦しめる元凶になった悪そのもの。考え方が食い違うのも無理はありません。どちらも苦労しているという点では共通しているのですが。また、言葉が片言でしか伝わらないのも言葉足らずになってしまう一因かもしれません。
そんな状況でもコナーは気を取り直して狩りに参加。農夫なので狩り未経験かと思いましたが、ある程度の基礎は抑えているようです。アイルランドでも狩り経験があったのかもしれません。狐とか?
コナーが初めてアメリアとカールに対する不満をぶちまけました。これまで、アメリアにすべてを委ねて肯定してきたコナー。ようやく自分の考えを言えるようになりました。アメリアと再会した後もこのまま自分で考えられるままでいるといいんだけど。あと、ワワタシと仲直りできますように。
作者さんは、アメリカバイソンを見に富士サファリパークに行かれたそうです。良いですよね、富士サファリパーク。私も大好きです。カピバラめっちゃ触れます。
作者さんTwitter
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— 北野詠一 Kitano Eiichi (@kitanoH_) April 19, 2022
4/20に7巻が出ました!! 37話と番外編「会ったことのない母の話を」まで載っています。コナー、表紙だけど登場は最後のほんの一瞬だけ。
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