『片喰と黄金』47話「カンザス❾④」感想 報告書の中の世の中

2022/07/29

片喰と黄金

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『片喰と黄金』47話「カンザス❾④」の感想です。

カタバミの写真

あらすじ

 ベル少佐が剣を抜き、ワワタシが手斧で応戦する。

感想

 ベル少佐の回想と、少佐とワワタシが接触する話でした。

 ベル少佐の生い立ちが描かれました。本当にお父さんとそっくりで、お母さんから「めっかわ!」(たぶん「めちゃくちゃ可愛い」の意味)と溺愛されていました。少佐はお父さんの背中を見て育った結果現在のような合理的・ドライな性格になり、お父さんが殺されたときも仕事優先で遺体とは対面しなかったようです。

 少佐がワワタシに向けて剣を抜きました。少佐はダッドリーから、世の中を報告書の中のように捉えている、と言われていましたが、ワワタシから父の遺髪を受け取って世の中が「現実」になったとたんこれまでなかった復讐心が湧き上がったようです。これまで合理性の鬼のようなキャラクターが強調されていたので、この豹変に驚きました。馬泥棒(誤解)で襲われた時ですら相手の罪を不問にしていましたが、今回はさすがに許容範囲を超えたようです。ワワタシが殺したわけじゃないんだけど…。

 ワワタシがお兄ちゃんの言葉を思い出しました。それは「戦え」という一言。ワワタシは兄の代わりに復讐を受けるのを覚悟で来たみたいでしたが、その言葉を思い出して一転手斧で反撃しました。少佐の太ももに一撃…つよい。

 この邂逅、少佐は冷静なので穏便に済むと思っていましたが一気に不穏な感じになってしまいました。これ以上辛い展開にしないで…お願い…。

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