『片喰と黄金』11話「ボルチモア②」の感想です。
あらすじ
レイノルズ夫妻がアメリアとコナーに謝罪する。二人は、アメリアたちに「今日」を一緒に過ごして欲しいと申し出る。この日は3月11日、セントパトリックデーだった。
- セントパトリックデー
- アイルランドの祝祭日。アイルランドにキリスト教を伝えた聖人・聖パトリックの命日。緑色のものを身に着けてパレードしたりする(聖パトリックの祝日 - Wikipedia)
当時のアイルランドではパレードの習慣はなかったため、アメリアたちは街の騒がしい様子に驚く。祭りを楽しみ、レイノルズ夫妻からアイルランド料理を振る舞ってもらう。
アメリアが、レイノルズ夫妻に手紙を盗んだのは本当は『ダラ』だと打ち明ける。4人で夜通し互いの知るダラについて語り合う。
- ダラ
- アメリアたちが移民船の中で出会った少年。本物のダラ(レイノルズ夫妻の娘婿)の遺体から手紙と船代を盗んだ。アメリアたちに『ダラ』と名乗り、船内で病死したため本名不明(→第2話)
翌朝、レイノルズ夫妻がアメリアたちに靴を贈る。夫妻は靴職人だった。アメリアは最後に祖父の思い出話を語り、ボルチモアを発つ。
感想
ボルチモア後編、セントパトリックデーの話でした。
聖パトリックは、アイルランドゆかりの聖人。彼がキリスト教の『三位一体』を説くのに使ったことからシャムロックがアイルランド国花になったそうで、アイルランドの成り立ちに深く関わりがある人物です。セントパトリックデー、日本ではあまり馴染みがない気がします。
ちなみに、シャムロック=カタバミ(広い意味で)です。タイトルの『片喰』は漢字でみるとダークな感じがしますが、三つ葉のことです。内容は半分ダークだけど。
レイノルズ夫妻と無事和解しました。天涯孤独でアメリカに来て(ほぼ)初めての味方! やっぱり、同郷というのが大きいのかな。今後も再登場すると良いなぁ。
結構立派な靴をもらったので、旅が捗りそうです。
作者さん振り返り
【振り返り】って入れるの忘れました。毎日チケットを使って一話ずつ紹介しております。
— 北野詠一 Kitano Eiichi (@kitanoH_) November 4, 2021
ボルチモアでつい買ってしまったカニのぬいぐるみ。赤もいた。爪にBALTIMOREと入っている。 pic.twitter.com/BT4QkYjlm9
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