『片喰と黄金』19話「ケンタッキー④」の感想です。
片喰と黄金 - 北野詠一 / 第19話 ケンタッキー④ | コミックDAYS
あらすじ
ロスが逃亡を続けながらアメリアと会話する。屋敷では奴隷の一人がモラレスを襲い、そこにイザヤが到着する。
感想
ロスが自問し、イザヤが到着する回でした。
ロスはこれまで終始緊張状態でしたが、ようやく少しずつアメリアに心を開くようになってきました。アメリアがずっと話しかけ続けた成果です。ロスは元々人見知りだったみたいだけど。
ロスは過去に逃亡を持ちかけてきた奴隷仲間を主人に密告したことがあり、それを思い出しながら自分の求める自由が何か自問していました。ロスも別のときに他の奴隷に嵌められており、奴隷同士の足の引っ張り合いはそういうものだと割り切っているようです。導き出された答えは、奴隷制度自体から自由になりたいというもの。「楽園」のモラレス邸で一生過ごしたとしてもそれは真の意味での自由ではない、ということかな。
モラレスの屋敷でも事件が起こりました。モラレスが自分の死後は奴隷を自由にする(かも?)と話したところ、それを聞いた奴隷の一人がモラレスを襲撃。他の奴隷たちも同調し始め一触即発の緊迫した状態になりました。初撃はアンナがいなしましたが、流石に人数的に無理があるみたいです。
そんな状況でイザヤがやってきました。開口一番コーヒーを要求。状況に気づいてないのかな。屋敷のドタバタがこれで一旦落ち着くと良いんだけど。
作者さん振り返り
コナーを見張っている使用人も、心配と同時に(この客人はとても貧しいようだがでもこの綺麗で大きいベッドに寝られるんだよなあ)みたいなことを考えています。
— 北野詠一 Kitano Eiichi (@kitanoH_) November 13, 2021
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