『片喰と黄金』1話「アイルランド」感想 アイルランドから黄金を求めて

2021/11/01

片喰と黄金

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『片喰と黄金』1話「アイルランド」の感想です。

カタバミの写真

あらすじ

 1849年、アイルランド。行き倒れの男・イリルが、二人組の浮浪児・アメリアコナーと出会う。アイルランドはジャガイモの疫病による大飢饉のさなかにあり、イリルは娘を、アメリアとコナーは家族を亡くしていた。アメリアとコナーは主人と従僕の関係で、コナーの家は代々アメリアの家に仕えていた。アメリアは、カリフォルニアで黄金が見つかったという噂を頼りにアメリカ合衆国に渡るつもりだった。

 イリルはアメリアを合衆国行きをやめるよう説得する。イリルも合衆国に行こうとしたが、船代が貯まる前に娘のソフィーは病死した。イリルはアメリアに娘の姿を重ね、危険を冒さずささやかに暮らすことを説く。しかしアメリアは、ささやかな幸せ程度では自分たちが味わった苦しみは賄えない、と断る。コナーの弟がアメリアの命を救うために自らを『糧』として捧げていた。

 イリルが、アメリアたちの船代の不足分を補填する。イリルはもう合衆国に行くつもりはなく、前日誤ってアメリアの脚に火傷を負わせてしまったことのお詫び代わりだった。アメリアは、自分が黄金を手に入れて大邸宅を建てたあかつきには土産を持って遊びに来るようイリルと約束し、合衆国に向けて出港する。

感想

 貧しい少女と従僕がカリフォルニアの黄金を目指して旅立つ物語でした。

 ゴールドラッシュの話ですが、物語のスタート地点はアイルランドから。芋の疫病で壊滅的な打撃を受けていたようで、いきなり超重い展開からスタートでした…。特に、コナーの弟のくだりが…。

 ジャンル的には旅・歴史ものになるのかな。超能力とかは出てこなさそうです。そうなると、この二人が大陸を横断して西海岸までたどり着ける気がまったくしません。そもそも船代払った時点でもう無一文じゃ…? どんな展開になるのか楽しみです。幸せになりますように!

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