『片喰と黄金』2話「大西洋」の感想です。
あらすじ
アメリアとコナーが、コーブ港から合衆国東海岸・ニューヨークに向けて出発する。船内のベッドは3人1組で、アメリアたちはダラ・マリーという少年と同じベッドになる。ダラはアメリアたちと違って合衆国の人からの手紙と旅費で船に乗っており、合衆国に行ってからの生活が保証されていた。
ダラが熱を出して倒れ、アメリアが看病する。ダラはずっとアメリアに対して憎まれ口を叩いていたが、それを境に少しだけ心を開く。アメリアはダラや他の客たちを巻き込み、船室の大掃除をする。船の中は環境が悪く、既に何人か死者が出ていた。
出発から37日目の夜、ダラがアメリアに自分は本当はダラ・マリーではないと打ち明ける。手紙は本物の「ダラ」の死体から見つけたものだった。
翌朝、ダラが亡くなる。ダニやシラミを媒介とする感染症・回帰熱が原因だった。ダラはもし自分になにかあったら手紙をアメリアたちに譲ると言い遺していた。移民船が合衆国に到着する。
感想
アイルランドから合衆国に向かう船上の話でした。
アイルランド本土がかなりの惨状だったので嫌な予感はしていましたが、やっぱり船も相当過酷な環境でした。昔の船旅ってハードですよね…まず水…。防腐のために酢を入れてるらしいです…。
船上で、少年・ダラと出会いました。旅の仲間になるのかな?と思いきやまさかの死亡。ノリは楽しげなのに要所要所で展開が重たい。前回のイリルも同行はしませんでしたし、今後もふたり旅が続くのかもしれません。ダラからもらった手紙は今後使う機会がくるのかな。あと、ダラの本名は不明のまま…?
いよいよ合衆国に到着しました。目指すカリフォルニアは西海岸なので、完全に真反対。まだまだ先は長そうです。
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